面接の場において、応募者は Google から評価されますが、応募者もまた Google を評価しています。採用担当者と面接担当者は、Google が魅力的で働きやすい職場であることを応募者に伝えようと常に気を配っています。たとえ採用に至らなかったとしても、応募者が面接をふりかえったときに、自分が質問にうまく答えられ、終始公平かつ誠実な対応を受けたと感じられる面接を目指しています。そうすれば、将来また応募してくれるかもしれませんし、知人にも応募をすすめてくれるかもしれません。逆に、気分を害するようなことがあれば、「悪事千里を走る」と言うように悪い評判はすぐに知れわたってしまうものです。
次の図は、Google による面接の時間配分を示しています。これにより応募者と面接担当者の両方が時間を有効に利用できます。
面接の時間配分を組み立てる以外にも、Google では、良い面接を行えるよう次のように取り組んでいます。
- 応募者の経歴と関心に合わせて面接担当者を選ぶ
- 応募者に社内を案内する
- 会社、文化、チームを知ってもらうための時間を設ける
- 応募者が質問できる時間を余分に用意する
どの応募者を採用するかは組織にとって重大な決断ですが、応募者にとっても採用を承諾することは人生を変える一大事であることを忘れないでください。