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マネージャーを育成・サポートする

マネージャーを育成・サポートする

コンテンツ

  • はじめに
  • マネージャーをサポートする
  • 見落としがちな注意点
  • マネージャーのコミュニティを構築する

はじめに

新たにマネージャーになった Google 社員の中には、過去に部下をもった経験がない人もいます。その場合非常に多くのことを学ばなければならないため、Google では、強力なサポート ネットワークやマネジメントに関する資料、学習プログラムを用意しています。

Google の新任マネージャー向けトレーニングは、マネージャーとしての仕事が始まってから通常 45~90 日後に開始されます。就任前に始めるほうが理にかなっているように感じるかもしれませんが、新しい職務に就いてしばらく経験を積んだ後の方が、さまざまなことを効率的に吸収できることがわかっています。

マネージャーをサポートする

優れたマネジメントが非常に重要であることは、Project Oxygen(2009 年に行われた大規模な社員調査)の調査データによって明確に示されています。マネジメントとは、時間をかけ、根気よく実践を重ねることによって、習得し、伸ばすことができるスキルです。

ここでは、Google がマネージャーに共有しているヒントをいくつかご紹介します。

  • 伸ばしたいスキルを 1 つか 2 つに絞る。どのようなスキルを伸ばすことができるのか、現実的に考えるようマネージャーに提案しましょう。できれば、1 つか 2 つに絞ることをお勧めします。
  • チームに聞く。どのような行動がチームに最も大きな影響を与えるのか、マネージャー自身にもわからないことがあります。そういった場合はチームメンバーに聞いてみるよう提案してください。チームメンバーにとって何が最重要かを理解するうえで役立つだけでなく、自分の行動にチームメンバーの意見が反映されていることを示すことができます。
  • スキルアップのロールモデルとなる。マネージャーがチームの模範として、継続してスキルアップを重視する必要があります。

見落としがちな注意点

Project Oxygen では、あらゆるタイプのマネージャーが陥り、苦戦する 3 つの落とし穴と、それを防ぐためのヒントを発見しました。

激しい異動や突然すぎる異動(スピード昇進やトレーニングをほぼ受けずに外部から採用された場合など)があった場合

  • ヒント: 一般社員からマネージャーに昇進した場合のガイダンスを新任マネージャーに提供し、リーダーとしての役割をこなせるようにサポートします。
  • ヒント: 組織の文化とマネージャーに何が期待されるかに焦点を当てた、新任マネージャー向けのオンボーディング用資料を作成します。

マネージャーがパフォーマンス管理とキャリア形成に対して一貫した取り組みを十分に行っていない場合

  • ヒント: パフォーマンスの良し悪しにかかわらず、すべてのチームメンバーと 1 対 1 でキャリア形成について話し合うようマネージャーに勧めます。

マネージャーがマネジメントとコミュニケーションに費やす時間が少なすぎる場合

  • ヒント: 組織がマネジメントを重視していることをマネージャーに示す必要があります。そのうえで、評価の高いマネージャーを表彰するなどして、ロールモデルや模範として取り上げます。

マネージャーのコミュニティを構築する

Google には、マネージャー同士が教え合い、学び合えるコミュニティがあります。公式のコミュニティの他にも、自主的に作られた非公式のコミュニティがいくつかあります。いずれもマネージャー同士で質問や提案をしたり、仲間のマネージャーに愚痴を聞いてもらったりすることもできる、有益なコミュニティです。

Google のマネージャー コミュニティで採用されているアイデアをいくつか次に示します。

  • マネージャーを対象とするメーリング リスト: すべてのマネージャーが参加できるメーリング リストを作成します。このメーリング リストでは、社員のマネジメントについて話し合うことができ、効果的な 1 対 1 ミーティングからチームメンバーの昇進のサポート、経費清算ポリシーまであらゆることを Google のマネージャーが話し合っています。人事関連の具体的な質問がある場合にのみ People Operations(人事部)のメンバーも発言しますが、通常はほとんどの質問に他のマネージャーが回答してくれます。
  • アイデアを共有するための非公式なフォーラム: マネージャー同士のランチから仕事帰りの飲み会まで、マネージャーがお互いにアイデアを共有したり、議論したりするためのフォーラムが Google には多数あります。
  • マネジメント スキル開発イベント: マネージャー同士が離れたオフィスで勤務している場合は、定期的に集まる機会を設けることも重要です。既存の集まり(会議、地域のイベントなど)を代用することもできます。マネージャー コミュニティを構築するためのセッションを別途計画してもよいでしょう。Google では定期的にマネージャーを集めて、ベスト プラクティスやネットワークを共有し、トレーニングも実施しています。