メンバー同士の関係の質は、チームの業績、エンゲージメント、イノベーションを起こす力に大きな影響を与えることが多いです。効果的なチームの条件に関する研究は長年にわたって行われており、チームが機能しなくなる原因について、すでに数多くの調査結果が発表されています。その中で、近年注目されている考え方があります。それは、メンバーが互いに信頼し合えるチーム、チーム内で質問したり、リスクをとったり、失敗したりすることが受け入れられるチームは、チームとしての生産性が高まる、というものです。これは「心理的安全性」と呼ばれる概念で、これまでに会社員や病院の看護師、宇宙飛行士までもがその研究対象となっています。